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詩と映画と日記

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パラダイン夫人の恋

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脚本
デヴィッド・O・セルズニック

監督
アルフレッド・ヒッチコック

出演
グレゴリー・ペック
アリダ・ヴァリ
ルイ・ジュールダン



ファースト・シーンを見て
あれっ! 『風と共に去りぬ』かな?
と一瞬おもったほど
タラ屋敷に似た邸宅と音楽で始まります

ははぁ なるほど、分かりました
セルズニックの制作でした

そして何時ものヒッチコック作品とは
ひと味違った珍しい法廷劇です

グレゴリー・ペックには
アカデミー賞を受賞した「アラバマ物語」
『子鹿物語 』(1947)
『紳士協定 』(1947)
『キリマンジャロの雪』 (1952)
『ローマの休日』 (1953)
『白鯨 』(1956)
『バラの肌着』 (1957)
『大いなる西部』 (1958) など
大好きな作品がたくさんありますが

この映画では夫殺しの嫌疑をかけられた
パラダイン夫人の美しさに惑わされる
弁護士キーンを演じています
 
アリダ・ヴァリは
『夏の嵐』  
『第三の男』
で独特の美しさを強く印象づけましたが

に於いても
毅然とした態度と澄んだ瞳で
見るものを惹きつけます

アリダ・ヴァリには
空と木々を水面に映す
静かに美しい湖にも似て
底知れぬ深さと神秘を感じます

知性と品位と情熱を演じた
イタリアの偉大な女優は

2006/04/22 に亡くなられたそうです

もう新作を見ることが出来ないのが
とても残念です

ご冥福をお祈りします






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